どちらも悪質手口!
給与ファクタリングとソフト闇金を比較

ソフト闇金業者が持つ札束
給与ファクタリングとソフトヤミ金はともに違法な貸付サービスですが、どちらの方が悪質なのでしょうか?
手口や被害者数、利率などを徹底比較しました。

 

手数料・利率

 

業者によって違いがありますが、平均的な手数料は以下の通りです。

 

給与ファクタリング

手数料 20~30%
返済期日 次回給料日

 

ソフトヤミ金

手数料 20~40%
返済期日 7日、1週間、2週間など

 

返済できなかった時のリスク

 

給与ファクタリングは給料日に全額返済する取り決めになっています。
勤務先からの給与は本人名義の口座に振り込まれる流れになり、違法な給与ファクタリング業者は給与の振込先変更や口座振替ができません。

 

給料日になったら振り込みなどの方法で返済する必要があり、返済しなかった場合は自動延長になるか違約金が発生します。
手数料も高額なため、2~3ヶ月経過すれば簡単に給料以上の負債額に膨らむので注意しましょう。

 

ソフトヤミ金は一般的に返済が滞ると同等の金利で利息が膨れ上がるか、別途遅延損害金を請求されることになります。
1週間で利息が3割の借入条件だった場合は、返済期日が1ヶ月に1回の給与ファクタリングよりも負債が膨らむスピードが速いです。

 

10万円の借入が毎週3割ずつ増えていった場合は4週間後に285,610円になる計算です。
利息や手数料だけを見たらソフトヤミ金の方が悪質ですが、どちらも初回返済が滞ると抜け出すのが困難な状況に追い込まれてしまいます。

 

 

どちらもネット集客が中心

スマートフォンで集客するイメージ
給与ファクタリングもソフトヤミ金も、インターネットやSNSが主な集客方法です。
ソフトヤミ金は基本的に闇金である旨を公表していますが、給与ファクタリングはあたかも正規の資金調達法だと思わせる内容で集客しています。

 

給与ファクタリングは基本的にホームページから問い合わせのあった人への対応が中心ですが、一部のソフト闇金はSNSなどで相談に乗る親切な人を装うなどの方法で、闇金を利用するつもりがない人に近づいてくるケースがあります。

 

被害者の多さ

明確なデータはありませんが、ソフトヤミ金の方が給与ファクタリングより被害者が多いです。
給与ファクタリングは歴史自体が浅く、善悪の判断がつかない人にターゲットを絞り込んだサービスです。

 

ソフト闇金は無職なども対象に幅広い層をターゲットにしているため、日々の新規利用者数で見てもソフト闇金の方が上をいっています。

 

運営母体

どちらも反社が運営していることが多いです。
金融庁が給与ファクタリングは貸金業に該当する見解を示してからは、立ち位置が闇金と同じになりました。
取り立て方法や個人情報の流出・犯罪に巻き込まれるリスクと、堂々と違法な貸付を行う手口はどちらも似たような内容です。

 

どちらも使ってはいけない

給与ファクタリングとソフトヤミ金を比較すると、手数料・利率の面でソフト闇金の方が悪質です。
ただし、反社などによる違法な貸付で少額の利用でも人生を狂わせるほどの悪質さがあるのは同じなので、どちらも使ってはいけません。
給与ファクタリングの方が軽い気持ちで使ってしまう人が多いので注意してください。